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蛮幽鬼 大阪公演レポ(その2)

梅田芸術劇場03

いわゆる“年末進行”というものに入って、スケジュールはキツイし、原稿料などの事務処理もあるしで、だんだん首が回らなくなってきました。そんな中でも、ふと気がつくと、大阪千秋楽はやっぱり観に行きたかったなぁ、とうとう「蛮幽鬼」も終わってしまったんなぁとボーッと考えていたりします。あの世界(空間)に行けることは二度とないのだと思うと、とてつもなく淋しい気分になるんですよね。無理だとわかっていても、もっともっと長くあの世界に浸っていたかったなぁと。頑張って切換えますけどね、大人だから(笑)。


「大阪公演レポ(その1)」では、東京公演と大きく異なる点について書きましたが、細かい部分も思いつくまま(思い出せる限り)書いてみたいと思います。まず、初めの監獄島のシーンでは、土門@上川隆也の顔の汚れがさらに激しくなっていたような気がしました。煤(すす)けたように真っ黒な顔の中で、眼だけがギョロっと目立っていて、「君をそんな姿にした裏切り者に」というサジのセリフがさらに説得力を増しているように感じました。
次に、道活@橋本じゅんのコール&レスポンスと鹿女@村木よし子の退場は、「茶屋町が一つになるよー! 会いたかったぜ、大阪!」「彼女、高槻の実家へ」という大阪バージョン。鹿女退場後の道活、浮名@山内圭哉、空麿@粟根まこと3人の場面では、「欲しい女が手に入らなかったんだ。だったら金があるほうがいいだろう。結局あの美古都だけは、どうにもならなかったんだ」という空麿のセリフが、かなり酔いがまわって呂律が回らない感じになっていて、それを受けた浮名のセリフも「いきなり酔っ払ってMr.オクレになったからといって容赦はせんぞ」と変化。空麿関係でいえば、ラストのほうで罪をすべて浮名に被せようとするシーンで、「作・演出、稀浮名。俺は哀れな操り人形に過ぎない」というセリフが、カクカクした操り人形の動きとともに加わっていました。また、東京公演では「飯代」だけだったのが、「下宿代」含めてすべて面倒を見てもらったというように変わっていた?
逃げ出そうとする浮名をサジが“とおせんぼ”するシーンは、さらにロングバージョンに。手元をいじるだけでなくて、背後のスピーカーなどの備品までいじっていたのが可笑しかった。続く、土門(飛頭蛮)と浮名とのやりとりでも、土門の飛ばしっぷりはさらに勢いを増して、「ありがとうございます(ハ行)」の後の「承知しております」まで「ひょうひひてほりはふ~」みたいな(笑)。その後、七芽@保坂エマが蛮心教の説教殿を訪ねてくるシーンで、ペナン@高田聖子が「お宅さんは?」と尋ねるシーン。「宅」がほとんど「タコ」に聞こえるような発音で、七芽が「タコ?」と少し憮然した表情で聞き返すところは東京公演ではなかったような気がします。
あとは細かい所ですが、寝所に忍び込んだサジに対する大王のセリフ「教主の後ろで曖昧な笑顔を浮かべていた」の前に、「白い獅子のような」という形容が加わっていたり、教義問答の後の鹿女の反乱のとき、道活が高々と振りかざすハサミがカニになっていたり。まだまだあったような気がしますが、少々くたびれてきたので、そろそろ本題のサジに関することを。

私の大好きな、「サジ殿か?」「はぁい(ハートマーク)」という会話から始まる、惜春@千葉哲也の執務室のシーン。ここは部屋の明かりが、薄暗い感じに変わっていたような気がします。「あなたが面白かったから」のとき、サジの手から針が発射されたことを確認。「面白い? 私が?」で惜春が胸を掻くような仕草をしていることも確認。そういえば、この針について一つ気づいたことが。土門、ペナン、サジが惜春のうわさをする場面。「あの左大臣は怖い男だね」「なんかヘラヘラしたおっさんだったよ」「あのヘラヘラに騙されちゃいけない」「そのセリフ、あんたが言いまっか」「殺すよ」。この、サジが「殺すよ」と言うときも、針を飛ばす手つきをしているんですねー。こういう所にも伏線がちゃんと仕込んであるのだなぁと(だから舞台は何度観ても面白い!)。
サジのセリフで変わっているところは気づきませんでしたが、「狂気の笑い」が増えていたような気がしました。たとえば、ペナンとサジの会話「僕の考えているのは人を殺すことだけだよ」「コワッ。なんでそんなセリフ、そんな笑顔で言うか」の後の「アハハハハ…」という笑い、惜春に対する「なるほど、そういうやり方もある、か」の後の「ハハハハハ…」という笑いなど。調部@川原正嗣を殺した犯人がサジだということに土門が気づいたときの、「やっと気がついた!」「なんでわかったのかな?」、土門が「なぜ、調部を殺したことを黙っていた」という問いに対する「君が聞かなかったから!」「さあ、どうする」という言い方は、妙に明るい無邪気さが増しているように感じました。
圧巻だったのが、土門、サジ、刀衣が最後の死闘を繰り広げるクライマックスの場面。殺陣の迫力もさることながら、「誰かのために死んでいく気持ちよさ、お前には一生わからないだろうな」という刀衣の言葉に対する「わかりたくもない」、「今度会うときは、本当の名前を教えてくれ」という土門の言葉に対する「ないよ、本当の名前なんて」「君にはあるのかい?」というサジのセリフ。初めて見せる本心を絞り出すような、少しかすれ気味の凄みと迫力のある声が素晴らしかったです。それにしても、狼蘭族に生まれて、子どもの頃から殺しの技術を仕込まれ、その腕があまりに優れていたがゆえに、今度は同族から疎まれて殺されそうになったサジの生涯を思うと…胸が苦しくなります。誰か、このサジを主人公にして、ハッピーエンドで終わる話を書いてくれないかしら?

最後に余談を少し。東京公演のときは、劇場近くで役者さんを見かけても、なかなか声をかける勇気がなかったのですが、地方だとちょっと気持ちが大きくなって、橋本じゅんさんと右近健一さんにサインをいただいてしまいました。ちなみに、じゅんさんには、「コール&レスポンスのコーナー、毎回楽しみにしています」、右近さんには「“いい夫婦の日”をセリフに入れていらっしゃいましたね」と話しかけてみました。実は、右近さんのとき、「蛮幽鬼」のプログラムを開いて黒のマジックを渡したところ、右近さんのページの背景が黒だということに気づいて、大慌て。白いマジックも持っていたはずなのに、かばんのどこかにしまいこんで出てこない(汗)。「大丈夫? ここでいい?」と大王さながらに(声は裏返っていませんでしたけど/笑)優しく声をかけていただいて大感激でした。
ちょっと脱線しますが、つい先日、CDショップで見つけた『ロックジェット』という音楽雑誌。「デヴィッド・ボウイ」の特集で思わず手に取ったのですが、なんと特集のしょっぱなが右近さんへのインタビュー!! ボウイについて熱く語っていらして、しかもファンになった時期も経緯もよく似ているし、「あーこれを話題にしたかった」と後悔しきり。“いい夫婦の日”とか、当たり障りのない話題を振ってる場合じゃなかった(汗)。いやいや、立ち話が長くなってもご迷惑ですから、かえってよかったのかも(笑)。ちなみに、この雑誌には、いのうえひでのりさんも登場していて、ジューダス・プリーストの魅力について語っていらっしゃいます。
ジューダス・プリーストといえば、「蛮幽鬼」のオープニングでかかる「へヴィ・デューティ」とカーテンコールの「ペアレンタル・ガイダンス」。携帯音楽プレーヤーに入れて、「蛮幽鬼」のサントラとともに愛聴しています。とくに「ペアレンタル・ガイダンス」は、舞台の下手の袖から小走りで登場する堺さんの記憶がよみがえってきて、大のお気に入り。とてもポップで聴きやすい曲なので、へヴィ・メタルはちょっと…という方にもおすすめです!!

〔雑誌&書籍関連情報〕
・『演劇雑誌プルミエ』(2009 No.03)の特集「はじめて知る『舞台メイク』」の中で、劇団☆新感線のヘアメイクを手掛ける宮内宏明さんについて取り上げられており、「蛮幽鬼」の登場人物の舞台写真などが載っています(サジの写真は小さめのが2枚)。これを読むと、サジの髪型は殺陣の動きの関係で、大きな髷(まげ)から小さな髷に変更になったことなどがわかります。あと、クレアの「月記」で堺さんがメイクの見本にしていたデッサン画はこの方が描いたものだったんだと。雑誌の値段が少々高め(定価1600円+税)ですので、よく吟味された上で。
・『LOOK at STAR!』(2010年1月号 vol.56)の99ページに、「ルク☆スタ 舞台役者イメージ調査vol.10」の結果が載っています。なんと堺さんが「こたつにみかんが似合いそうな役者さんは誰?」というアンケート調査で第1位!! ちなみに、第2位は二宮和也さん。その他、池田鉄洋さん(第6位)、阿部サダヲさん(第9位)、山内圭哉さん(第11位)、大泉洋さん(第13位)などもランクインしています。たしか、家定と篤姫がこたつに入っているシーンもあったし、去年の誕生日の直前に「こたつが欲しい」とか何かでおっしゃっていましたしね(笑)。

12月 1日 日本映画navi ゴールデンスランバー(映画紹介)
12月 1日 STARDUST press ゴールデンスランバー(映画紹介)
12月 1日 ステナイデ ゴールデンスランバー(映画紹介)
12月10日 このミステリーがすごい! 2010年版(宝島社) 堺雅人インタビュー
12月19日 TOHOシネマズ シアターカルチャーマガジンT. [ティー] 堺雅人20000字インタビュー

〔南極料理人関連情報〕
・映画「南極料理人」のDVD発売が決定。発売予定は2010年2月23日。初回限定生産「豪華版」(定価6300円)と「通常版」(定価3990円)の2タイプあり。豪華版の「初回封入特典」は、特典ディスク、ライナーノート(16P)、ポストカード(2枚)、レシピカード(4枚)など。「映像特典」(特報・予告編・TV SPOT)はどちらにも入っているようです。

| 蛮幽鬼 | 00時19分 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

ありがとう(^^)

舞台レポ今までありがとうございました(^^)
楽しく読ませていただきました~♪
お疲れ様です☆
こたつにみかん
確かに似合うかも(^^)

いつも情報ありがとうございます<(__)>

| りんご | 2009/12/01 04:19 | URL | ≫ EDIT

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| | 2009/12/01 05:37 | | ≫ EDIT

いょっ!待ってました!レポありがとうございました!今か今かと毎日携帯を見つめていました!
南極DVD情報もずっと楽しみに待ってましたから、うれしいこれで2月まで生きていけるぅ!

| 青海 | 2009/12/01 09:38 | URL | ≫ EDIT

大阪レポートありがとうございました。
お邪魔させて頂くのは、今回で2度目です。
とても読みごたえありました。

>あの世界(空間)に行けることは二度とないのだと思うと、とてつもなく淋しい気分になるんですよね。無理だとわかっていても、もっともっと長くあの世界に浸っていたかったなぁと。

激しく同感です。
これからも舞台を見る予定はポツポツあるのですが、その舞台に堺さんがいないのかと思うと、逆にさびしくなってしまう今日このごろです。
でも、そろそろ切換えないと…大人だから。はぁ~。
そこで、質問です。
次の楽しみはゴールデンスランバーなのですが、舞台あいさつの情報などはどうすれば手に入れる事ができるのでしょうか?
いままで、東京はハナからあきらめていたのですが、今回は私の住む所に近い、仙台でもあるかも…と、ちょっと期待しています。
よろしくお願いします。

| めだか | 2009/12/01 19:16 | URL | ≫ EDIT

えんみちさんのレポを読ませていただくと、舞台の情景が思い出され、何度でもあの感動に浸ることができます。
ありがとうございますv-111
「蛮幽鬼」本当に素晴らしい舞台でしたねv-254

サジを主人公にした舞台も観たいですよね!
劇団☆新感線で、サジが監獄島で囚われるまでをスピンオフで公演してほしいなぁ~

| クヒ子 | 2009/12/01 20:35 | URL | ≫ EDIT

大阪公演♪最高でした

えんみちさん、はじめまして。いつも楽しく読ませていただいています。今回の大阪公演レポを読んで、個人的ですがちょっとびっくりしました。私は21日の公演を観て、あまりにも素晴らしい舞台で感激したので、22日の当日券を狙って朝から梅田芸術劇場に並んで(外で2時間以上)取りました。もしも、レポその1の写真が22日の写真ならば、その列に私も並んでいるはずです。そして、右近さんと橋本さんにサインを頂いたそうですが、もしもそれが22日なら、その出待ちしてた人ごみの中に私もいました!右近さんと橋本さんを近くで見たことを私もはっきりと覚えているので、もしかしたら、えんみちさんの近くに私もいたのかも!と。これが伝えたくてコメントしました~。あの空間に浸っていたかった、という気持ちは私も同感です。詳しいレポをありがとうございます。これからもいろんな情報を楽しみにしています。

| サヨコ | 2009/12/01 22:39 | URL | ≫ EDIT

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| | 2009/12/01 23:02 | | ≫ EDIT

あの世界に浸っていたかった…と切望している人々多数だと思われます☆
そして、「我慢するんだよっ!大人だからっ!!」とつぶやいてる人も(違っ)

大阪バージョンの小ネタ、たくさん見受けられましたよね。私が受けたのは、道活様が「そこの踊り女、俺と結婚してくれ~」と言うと、方白が固まって、注いでいたお銚子をカラーンと落としたところでした。カニも、これでもかって感じでしたし、鹿女が持っていた浮名応援グッズのウチワに浮名の似顔絵が描いてありました。東京公演でのウチワの似顔絵は未確認なのですが?(気づかなかっただけかもしれませんが)
あと、ラストでサジが倒れる寸前に土門と一瞬顔を見合わせる時、22日はニヤリと凄まじい笑顔を浮かべましたが、23日は悲しい真顔に見えました。返す返すも大楽が見たかった。←我慢するんだよ、大人だから;

| めりぃべる | 2009/12/01 23:29 | URL | ≫ EDIT

長~~~い大阪レポありがとうございますv-237
すごいですね、セリフ覚えてはるんですか!?
針投げてた動作なんて、2回観に行っただけじゃ気付けませんでしたし・・・
私は12日に続き、千秋楽行ってきましたv-10
サジと覆面浮名のシーンは、12日よりもかなり長かったです(笑)
12日に『噂の男』を買って何度も観ていたので、山内さんと橋本さんを見る目が若干違いました。
お二人とも面白いし、芝居も素晴らしいし、大好きな役者さんになりました。
山内さんの『キスしてたんだっ』が頭から離れません・・・

雅人さん、何度目かのカテコから下手にハケる時、客席振り返って上川さんと合わせてお辞儀をしようとしたら、上川さんが上手にいなくて照れ笑いしてました。
煎餅撒く前だと思いますが、上川さんから挨拶を振られて、言葉選びながら真面目に答えてらっしゃる姿が印象的でした。
途中で山内さんが体ごと雅人さんの方に向いて『頑張ったね!』って笑顔で声をかけて、それに対して笑顔で頷いてはりました。
とにかく全てが愛おしく感じて、やっぱ好きやわぁ…って改めて思いましたv-10

長々と失礼いたしました。

| プラリネ | 2009/12/02 00:51 | URL | ≫ EDIT

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| | 2009/12/03 21:03 | | ≫ EDIT

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| | 2009/12/08 02:49 | | ≫ EDIT















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